対面キッチンには納得いかない!クロネコ「にゃーさ。」の愚痴・・・。
わたくし「にゃーさ。」は実はかわいくない資格を持っています。
二級建築士という国家資格を持っているのであります!(ほぼ使ってないけど…)
例えば若い女の子で一級建築士を持っていると業界では若干引かれます・・・。
差別っぽいけど一級はそれだけ難しい。(にゃーさ。のアタマでは一級は無理!)
とりあえず一応”建築の基礎”って言うのはわかってるはずなんです。
一生の買い物である家選びで失敗することはない自信だけはあります。
学んでいて損のない学問だと思います。ウン千万を無駄にないのだから!
そんなペーパー二級建築士のわたしがどうしても気になってしょうがないものがあるんです。
それは対面キッチン!
やたらと持て囃されていますがこれはあんまり機能的じゃない。
見た目にはカフェっぽくておしゃれだし、台所仕事をしながら家族の様子を把握できるというのもあるでしょうけど・・・。デメリットが勝ってしまうのです。
言っちゃうとそもそもLDKってやつが良くないと思うのです。
「にゃーさ。」の家も建売なのでLDK になっています。対面キッチンではないけど。
正直調理中の音がうるさい。炒め物や揚げ物なんかしてたらTVの音が聞こえない。おまけに部屋中ニオイも油汚れも広がるし。
もっと面倒なのがお客さんが来るときです。
リビングに通すわけですけど、台所が丸見え。決して見てもらいたい場所ではないはずです。
隠したいじゃないですか?片付けるのだって面倒なんだから・・・。
キッチンなんて作業場ですよ?見世物じゃないんです。
ましてお店でもないのですから対面にする意味って何?
見えるキッチンは見られるキッチンでもあるのです。掃除も大変ってことです!
…これってどうなの?現実的に使いやすいですか?
「にゃーさ。」はこう思うのです。
ぶっちゃけ日本は家が狭いから10畳そこそこの広さにLDKって書いとけばキッチン、ダイニング、リビングがあるよって言って逃げているだけなんじゃないかと。苦肉の策なのです!
十分な広さがある場合はいいですが、”帯に短し襷に長し”状態のLDKもあります。
ついでに言うと真四角に近い形のLDKは使い勝手が悪いです。
広くても注意したほうがいいです。
※こういう感じのは要注意です↓↓↓
家具の配置や動線を考えるとデッドスペースになりやすい。
キッチンが別か(K+LD)、リビングが別(DK+L)の方が断然使いやすいと思いますね。
それなのに現在はLDKで対面キッチンがほぼほぼ強制なのです!
マンションや建売住宅の新築で対面キッチンじゃないのを探すほうが難しいくらい。
理由はそのほうが売れるからってだけです。
広さもごまかせるし売れるんだから、売るほうからしたらこんなにいいことはないですよ…。
素人さんはわからないから。
設計するほうだって売れればどうしょもない間取りでも何でもしますからね。
注文住宅はちゃんと考えますよ!これだけは建築士の名誉の為に言っておきます。
わたしなら自分の家は対面キッチンに設計はしないですね。
キッチンは別にするか隠せるようにします。
一人で黙々と作業するのが好きだし。
キッチンを隔離できればネコがキッチンでいたずらすることもないし!(笑)
以上クロネコにゃーさ。でした。お粗末さまでした。