ダフネ・セルフ「人はいくつになっても、美しい」を読みました!
ごきげんよう!にゃーさ。です!
久しぶりに読書感想文です。
昨夜、布団に入って読み始めたのですが、1時間位で読んでしまいました!
著者は 世界最高齢のスーパーモデル。
最近日本でもグレイヘアの魅力とか、年齢=悪いもの、というのを変えていこうと思っている方も増えているのではないでしょうか?
わたしは個人的に気になるのは、TVを見ていると人が出てくると必ずと言っていいほど名前+(年齢)を出すことです。
年齢が必要な場合もあるでしょうけど、関係ないのに一々出すのっておかしくないですか???
女性に年齢を聞くのは海外では無礼な行為です。絶対にやってはいけないくらい。
小さな子供と、ご長寿の方だけは聞いても良いと思いますけど。
すぐ年齢を知りたがる日本人はデリカシーに欠けると思います!
(-"-)
年齢差別をしているし、助長していますよね?
ちょっと世界レベルのマナーとは違うんじゃないでしょうか。
あまり品が良いとはいえません…。
この本で著者のダフネさんは「年齢はただの数字」と述べています。
一々気にしてもしょうがないですよね。
年を取りたくないと言って死ぬわけにはいかないんだから!(笑)
生き方やオシャレなどは年齢に合わせないで、自分に合わせたほうが良いのではないでしょうか?
もう歳だから…と言ってやりたいのにやらないというのはもったいない!
できそうならやってみてもいいかもしれません!
読む前は、スーパーモデルというくらいですから、なにか特別な人のように思いましたし、難しい美容方法だのきついダイエットなどが書いてあるのかと思いましたが、全然そうではなくてむしろ地味?ナチュラルな感じの方です。
特別なことをしているわけではなく、好きなことをやって、何でも楽しみながら挑戦するという活動的なおばあ様という感じ。
元気なお年寄りを見るとこちらまで元気になりますし、人生に無限の可能性を感じるものです!
「美しさ」については、わたしの考えとよく似ているところがあります。
やっぱり髪は美容院で切らずに、自分で切っているとか(笑)
ブランド服や流行を追わないところも共通です。
そんなにお金をかけないのが基本。
レベルは違うにしても方向性が一緒なのでとても嬉しく思いました。
中でも「美しさ」について興味深い文章がありましたので引用させていただきます。
beautyという単語を辞書で調べてみました。
そこには、「美しさとはさまざまな資質の組み合わせで、見た目にも、心にも、五感にもよろこびをもたらす。」とありました。
これは鋭い解説ではないでしょうか。
外国の辞書は哲学的ですね~。(゜o゜;
因みにわたしの手元にある岩波の国語辞典では
美(び)・・・外形がりっぱできれい。うつくしい。
日本の場合はもっぱら見た目みたいです。
う~ん、これはちょっと敗北感がある。
( ̄д ̄)・・・
どちらで考えたほうがより豊かな人生を送れるか、ものを見た時に「美しい」と思うことが多くなるか、と言ったら間違えなく前者の方ですよね。
ただ形が整っているもののみを「美しい」と言っているのは文化的に未熟では…?
それに説明が足りない気もします。
元来、日本人には「もののあはれ」とか「わび」「さび」のような、もっと深いものがあったはずなんだけど…。
たとえば桜の花が美しいのは見た目だけじゃないですよね?
散ってゆく姿を人生に重ねたり深いものの見方をしているはずです。
日本人にもそういう感性は備わっているのです。
「人はいくつになっても、美しい」と言うのは
その人が美しいというよりも、美しさを敏感に感じる感性を持っているかどうか。
美しいと思えるところを見つけられるかどうか、ではないでしょうか?
自分だけではなく、他者にそう言えるかどうかかな、と思いました。
いくつになっても若く見える人を美しいというのではなくて、
歳を重ねた落ち着いた美しさを評価できるか、というのが試されているのだと思います。
生きていれば誰でも年を取ります。
そこに形としての美しさより、存在としても美しさを備えたいですよね!
またそれを評価してくれる大人な社会というのを期待したいと思います。
男性だって女性だってみんな年を取るんだもん!
だれでもただ年をとったというだけで惨めな扱いはされたくないでしょ?
それと、やっぱりいくつになってもあきらめないで美しく生きようとしたいものです。
(๑❛ᴗ❛๑)♡
Lots of love
nyaasa.
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