卒業式の袴は日本文化的にはNGだった!
ごきげんよう!にゃーさ。です!いつもありがとう!
卒業シーズンですね~。
今日もちらほら袴姿の方を見かけました。
それを見て思い出すのは「卒業式に袴を着てくるな!」といわれたこと。
これは私が大学生の時、多くの教授がおっしゃっていたのです。
わたくし「日本文化学科」だったんです。
教授はみな日本文化に精通している方ばかり。
それが口を揃えてそう警告してくるんですよ(笑)
一瞬「あれ?」って思いますよね?
袴を着ることが日本文化だろう?って思いますよね?
どうも違うみたいなんですよね(笑)
あんまり理由は覚えてないけど、袴って大正時代の女学生の普段着って感じだからじゃないですかね?
女性の袴って言うのはむしろ運動着的な位置付けではないでしょうか?
お式にふさわしいものではないのかも。
着物には「格」って言うのがあるのでそれに合わないのかもしれません。
ですから今の卒業式の袴って言うのは言ってしまえば大正時代のコスプレにすぎないのです。
当時は女学生は憧れの存在。
進学率はとても低かったのです。
そもそもは学習院の制服のような形で袴が着られていたんじゃなかったっけ?
それがかっこよくて広まった、と記憶しています。
上流階級の知的なお嬢さん=女学生、そういうイメージでしょう。
それが今でも卒業式に残った、というわけですね。
賛否はどっちでもいいけど、そういう歴史は頭に入れておく方がよいかと思います。
それでうちの学部のうるさい教授たち(笑)は袴は断固反対!
何度も「着るな」と釘をさされたわけですよ。
教授たちからすれば、仮にも日本文化を学んだ者なら正しいことをしろってことだと思うんですよね。
わたしは教授に従いましたよ。
袴なんて着てません!
ですが、卒業式では90%以上が袴を着ていました(笑)
女子大なんでマジで袴だらけ!
あれほど着るなと言われたのに…?
私は別に言うことを聞いただけではなくて、そもそもあんな格好したくなかったんで友達に「何で着るの?」と聞いたんですよ。
だってレンタルだって5万くらいしてたし、トイレだって大変ですよ?
袴にそんな価値ある???
友達曰く「一生に一度しか着られないから~」だそうです。
うーん…。
別に一生に一度も着なくてもよくない?(笑)
私はそういうことにこだわったことはないです。
七五三も洋装だし、成人式の振り袖だって着てない。
別にそれでいいじゃん!
それにみんなが袴を着てくると色も原色が多く、柄もあるからガチャガチャになるんです。
カオスですよ。
その中ではどんなにこだわっても目立ちません。
その他大勢って感じになる。
「一生に一度」がその他大勢ではね…。
袴姿を見るといろんな意味で「もったいないな~」っていつも思うんですよね。
だって日本文化的にもNGだし、良いことないじゃないですか?
卒業式=袴、が定着してるからなんの疑いもなく着るんでしょうけど、喜んでいるのは着物屋さんだけですね。
おそらくそこが震源…。
ここまで定着しちゃうとこれも「日本文化」なのかな?
わたし的にはちょっと残念な日本文化です。
でも、卒業おめでとうございます!
゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
Lots of love
nyaasa.
↓応援していただけるとうれしいです↓
\(^▽^)/\(^▽^)/